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迫力満点!スカイツリーに重なる月の撮影方法【アクセス方法は?月方位の調べ方も紹介】

更新日:2023年1月5日




こんにちは!夜景写真家のfabrik_view ( @hom_fab )です。


スカイツリーと月を撮影して1年半経ちますが、多くの写真は自宅から撮影したものです。

今回外からの撮影を行いましたので、備忘録として撮影スポットと事前に調べておくべき情報を紹介しますので是非参考にしてみてください。


上記の写真は自宅から撮影したスカイツリーと月です。SNSやネット記事で取り上げて頂きました。


事前に調べておくべきこと


【撮影日の情報】

撮影日:2021年10月10

月齢: 3.7

月の入り時間:19:51 (東京)

月の入り方位:240.9° (東京)


これらの情報は国立天文台のHPで入手することができます。


撮影時期は空気が澄んでいて晴れの日が多い12月-2月が特におすすめです。


天気予報や細かい雲の動きがわかるSCWなどの情報サイトを活用して、「せっかく行ったのに撮影できなかった!」とならないにように天気は事前にしっかり確認しましょう。


◆ 天気予報・観測情報サイト「SCW」 https://supercweather.com/


月の方位について以下のサイトを活用しました。


◆ ウェブ地図で等距圏・方位線を表示する (Leaflet版)

https://user.numazu-ct.ac.jp/~tsato/webmap/sphere/concentric/


「月の入り方位」の数値を方位地図に入れ込んで、撮影ポイントを割り出します。オレンジの線が月の落ちる方角を指しています。


ウェブ地図で等距圏・方位線を表示する (Leaflet版)


このオレンジ線の延長線上にスカイツリーが位置してます。スカイツリーのてっぺんに月が重なるように撮影したいため、オレンジ線は少し右にずらしています。


江戸川周辺は道が開けているので、どの場所から見ても大抵スカイツリーが見えるようになっています。月の出入りする場所に気を付けながら撮影スポットを絞っていきましょう。

Google Mapを使って現地の画像情報をチェックするのもおススメです。


もしくはこの月の出・月の入りマップもおススメです。最初から月の出入りする方角にマーカーが引かれています。



現地での撮影準備

今回撮影した場所は京成電鉄 国府台駅から徒歩30分ほどに位置しています。

月入り時間には現場につくようにしました。


撮影日の10月10日は日没が17時ごろのため、周囲が暗くなってしまう前に撮影スポットを絞っておきたかったこと、予想していた場所がイメージと違うと撮影位置の修正に時間がかかるため、1時間ほどは余裕を持って到着するようにしました。



国府台駅のプラットフォームから。信号機の向こうにスカイツリー、電線の隙間からは三日月と金星が見えます。


土手に移動。だいぶ暗くなってきました。人通りは結構多いですが、道は暗いので懐中電灯がスマートフォンのライトを活用しましょう。



撮影位置へ移動中。まだ月も高い位置にあります。あとは月が沈むまで目的地に少し歩いて、動画でも見ながら待つことにします。撮影スポットに着いたのは月の入りの1時間30分ほど前になります。




Pixel 4aで撮影。19:17時点。月入りの35分前になります。この写真からわかるようにすでに月はスカイツリーに迫っていますので、目的地に1時間ほど前には到着しないと、セッティングにゆとりをもてず撮影に挑むことになります。


被写体と距離感のイメージ


SONY a7RII + 240mmで撮影。300mmレンズでなくても対象物に寄ることができますが、400mmレンズがあると解像度の高い迫力ある写真が撮影できるのでお勧めです。




撮影した写真をトリミング


こちらは別日に400mmで撮影した月とスカイツリーです。映りには格段の差があるのがわかります。


月がてっぺんを通り過ぎたタイミングで撮影位置を移動。中腹の展望台にスカイツリーがかかるように撮影しました。


江戸川からは夕暮れにスカイツリー、月、富士山を組み合わせて撮影するタイミングもあります。月入りの位置、日没後のマジックアワーを調べて是非トライしてみてください。


満月とスカイツリーの撮影方法


今回紹介した江戸川のスポットは基本的に月の入り、三日月型の月をスカイツリーに重ねる際のスポットです。


満月とスカイツリーを撮影する場所としては渋谷スカイ(渋谷スクランブルスクエア)や池袋のサンシャインシティ展望台がおススメです。上記で紹介した方位地図と気象条件の調べ方を踏まえた上で以下の記事をご参照ください。


渋谷スカイ展望施設から満月とスカイツリーのコラボを撮影する


また、今回紹介したスポットは比較的スカイツリーから離れた場所から撮影しています。

これはスカイツリーを小さく撮ることで、スカイツリーと相対的に月を大きく見せる技法です。


そのため、撮影タイミングは月の出・月の入りの限られた時間となります。

月が高く上った状態でスカイツリーとのコラボレーションを撮影したい場合は隅田川テラスがおススメです。



江戸川沿いから撮影したものとは印象は大分異なりますが、望遠レンズで撮影すると迫力のある画になります。


いかがでしたしょうか。当ブログでは都内のおすすめの展望スポットやマニアックな夜景スポットも紹介しています。

他の記事もぜひご参照頂ければ幸いです。



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