【準備不足のまま育休取得→双子育児に挑んだ父親の話】
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- 8月14日
- 読了時間: 6分
更新日:9月14日

こんにちは。
普段は写真をテーマにしているブログですが、今回は番外編として育児をテーマに記事を書きました。
私は幸運なことに2025年2月某日に男の子と女の子の双子を授かりました。育児に参画すべく双子の出生から3か月お休み(2か月半の育休+休暇制度など)を取得しました。
「双子育児は記憶が飛ぶ」と双子育児界隈で言われており、記憶が色あせる前に体験談をまとめていきたいと思います。
【なぜ、写真ブログに育児記事をエントリーしたか】
なぜ今回、育児の記事を投稿しようと思ったか。それは私が双子の育児を始めてわずか2日目であまりのハードスケジュールと先行きの見えなさに実際涙を流しました。結果的に3か月の育児期間中に辛すぎて2回泣きました。妻は「えっなんで泣いてんの!?」とただただ驚いていました。
この記事を読まれている方は、もうすぐ双子を授かる方か絶賛育児で大変な思いをされていらっしゃる方が大半かと思います。私も育児開始当初は、「育児 辛い いつまで」などよくGoogle検索をして、様々な記事を読みノウハウだけでなく「大変なのはみんな一緒なんだな」と励まされました。
私は事前準備が甘かったがゆえに常にメンタルがシーソーゲームでしたが、これから育児をされる方に同じ轍を踏んでほしくないと思っています。
今回は自分のメモをたどりながら、育児開始からの1-2か月の気づきをまとめています。
【プロフィール】
「東京都に半分食い込むまち」として名をはせた埼玉ベッドタウンエリアに住む30代夫婦 + 保護ニャンズ(x2) + 双子(←NEW!)の6人家族 。2025年2月から2.5か月の育休を取得中。
【そもそも育児の解像度が低かった】
出産前の私は「プレパパセミナーも行ったし、育児本も読んだ。夫婦2人でお世話するのだから問題ない」という程度の温度感でした。そして、その認識すら漠然としていた気がします。
「双子ができるから育休を3か月取る」と育休期間の意思決定もどこか漠然としていて、実際子育てを始めればなるようになると思い込んでいました。
病院に双子を迎えにいった日も、今まで面会でほとんど会えなかった双子があっさり自分の手の中にきて、「こんなヌルっと育児がスタートするのか」とかのんきなことを考えていました。
しかし、ミルク1つとってもミルクの溶かし方・冷まし方・飲ませ方をわかっていないことも育児が始まってようやく気付きました。もちろん周りに手取り足取り教えてくれる人もいません。
今振り返ると双子のお世話を始めた初日は、「クルマの運転を座学だけ学んで、仮免も取れていない中いきなりマニュアル車でお客さんを乗せて走ることにしたタクシー運転手状態」でした。
しかもお客さんは酔っぱらってコミュニケーションが取れず、どこに向かったらいいかもわからない状態。もちろん事故なんて起こしてはいけません。
そんなふらふらな状態で走り出したタクシーですが、山あり谷ありを乗り越えながら気づきがありました。
【双子育児への向き合い方①ーとにかく経験者に頼るー】
よく言われることですが、頼れるサービスは徹底的に頼るが双子育児の原則だと改めて思います。
ベビーシッター、産後ケアホテルなどは一部のお金持ちが使うサービス。自分が育休を取るのだから外部のサポートを使わなくても成立するはずと思い込んでいましたがこれは誤りでした。
双子の育児は大人が3人必要です。
■外部サービスの良かったポイント
育児初日から2人分の授乳・おむつ替え・沐浴・寝かしつけなどが怒涛の勢いでこなしていかなくてはならず、これまでの生活が一変します。
先述した通り「仮免も取れていない中いきなりマニュアル車でお客さんを乗せて走れと言われたタクシー状態」で、このままでは重大な事故を起こす可能性があることは明白でした。
ベビーシッター、親兄弟、友人などすべてのネットワークをフル活用して問わずどんな形であれ育児経験のある第三者に早い段階で介入してもらうことで、生活リズムを整えることができます。
我が家はベビーシッターさんを活用しました。半日で2万円ほどかかるので気軽にとはいきませんが、身心を壊すことには代えられないため緊急予算を確保して最初の2か月で50万円ほど使いました。
ただ、ベビーシッターさんは競争率も高く探すのに苦労しました....。特に双子を同時に面倒みられるシッターさんは限られていました。
そして私の住んでいる街は東京に食い込んでいる街とはいえ、東京外は東京外です。あらゆるサービスやサポートはエリアごとに区切られており、東京ブランドから外れると利用可能なサービスが劇的に少なくなります。
例えば、タクシーアプリでタクシーを呼ぼうとしても埼玉アドレスでピンを指すと、「配車可能なクルマは見つかりませんでした」と表示されます。少しピンをずらして東京エリアにすると「配車ができました」などはザラで、これは他の多くのサービスでも同様のことが起こります。
Point① ベビーシッターさんのおかげで生活リズムが劇的改善。睡眠時間も確保。
Point② ベビーシッターさん探しは出産前からが大事。
Point③ 実体験として育児に悩んだときに行政が踏み込んだ解決策を提示してくることはなかった。自分の持っているコミュニティや民間のサービスを頼る。ベビーシッターや産後ケアホテルを頼れるように資金を備えておく。
【双子育児への向き合い方②ー夫婦をケアすることで育児に余裕が生まれるー】
優先順位は【赤ちゃん>>>親】ではない。夫婦のプライベート時間を守って安寧を保つ重要性。
私は育休が始まったら、当面の間趣味やスマホゲームも封印して育児に専念するのが当たり前で睡眠時間は取れなくても頑張るものだという思い込みがありました。
冷静に考えると親が育児で苦しくなりすぎると、夫婦間の軋轢やメンタルにダメージを負ってしまいます。
息抜きする時間はしっかり作って赤ちゃんをケアするのと同じくらい夫婦自身のケアをすることで心の余裕が産まれ、好循環が生まれます。
【双子育児への向き合い方③ー着実に日々前進しているー】
単調な日々に「あーしんど。。ひょっとして夫婦2人の生活の方が幸せだった....??」ネガティブな考えが頭をよきることがありました。
そんな時は「子どもがいることで自分の人生が豊かになる」「子どもが出来たら一緒に出掛けたい」という子どもを欲しいと思った原点に立ち返ることにしました。
そして、同じ日の繰り返しはなく、確実に毎日子供は成長している(前進している)ことを認識するようにしました。
昨日の失敗や明日の不安を考えすぎず、今日/今ここにある自分にフォーカスすることも大事です。育児することでなくなった自由時間や機会よりも家族や自分の身の回りに集中することで、以前より他人と自分を比較するような焦りは減りました。
【育児と仕事の両立について】
2か月半の育休が終わってからは週4回のテレワークをしながら育児と仕事の両立を行いました。
ただ、このままいつ入れるかわからない保育園を当てにして妻にワンオペの時間を長く託していくより、まずは活用できる2回目の育休(分割取得制度)を取得し、子供の離乳食やずりばいが始まる生後6か月後半からスタートします。
次回は育児と仕事の両立についての記事を書いていきたいと思います。





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